自動車事故について
自動車台数の増加とともに増えている傾向にあり、道路交通事故の大半を占めています。特に近年は夜間事故、レジャーを目的とした週末の事故が多く、死亡事故に関しては死亡率の高い高齢者の事故の増加が顕著です。そして交通事故のケガで来院される方の中で、最も多い事故の種類が追突事故です。追突事故とは走行中、もしくは停車中に後方より車がぶつかる事故です。追突事故で特に注意しなければならないのが、むち打ちであり、交通事故の自動車事故でのケガの70%を占めています。
補償について
自動車事故が起きてしまった際に受けられる補償は、被害者の場合は、自賠責保険、任意保険があります。自賠責保険とは、自動車を運転する際に必ず加入しなければいけない国の強制保険のことで、被害者の最低限の保護を目的とした救済制度です。自動車損害賠償保障法という法律で加入が義務づけられており、原動付き自転車を含む全ての自動車が対象になっています。補償内容としては、治療費、交通費、休業損害(主婦の方は主婦休損)、慰謝料などが挙げられます。
治療費について
加害者が任意保険に加入している場合は保険会社の「一括対応」となりますので、患者様が窓口で治療費の負担をすることはありません(窓口負担0円)。
交通費について
交通事故を原因として発生した「交通費」という金銭的な損害を示します。
公共交通機関を利用した場合:通院の際に電車やバスを利用した場合には、その運賃全額を「通院交通費」として相手方に請求できます。
自家用車を利用した場合: ガソリン代については実費ではなく、自賠責保険が定める基準額を請求することができます。
タクシーを利用した場合:常に認められるわけではなく、ケガの内容や程度、通院頻度、被害者の年齢など様々なパターンによって、タクシー利用の相当性が総合的に判断されます。
徒歩で通院した場合:交通費は請求できません。
休業損害について
休業損害とは、交通事故によるケガの為に仕事を休まなくてはならなくなった結果得られなかった収入や賃金の補償のことです。原則として、1日6100円が支払われます。専業主婦の方も休業損害が認められます。専業主婦の方も家事労働をしているのでその労働の対価として認められているからです。具体的には入院していた日数や通院の実日数が基準となります。
慰謝料について
慰謝料とは、交通事故によって受けた精神的苦痛に対する補償のことです。自賠責基準では、交通事故被害者への最低限の給付をすることを目的とした計算方法がなされます。
任意保険について
任意保険とは、自賠責保険で賄いきれない損害を補償するサービスです。任意保険の種類は、大きく対人賠償、対物賠償、人身傷害補償に分けられ、加入されているものによって内容は異なります。対人賠償とは、相手方の車に乗っていた人や、歩行者にケガを負わせたり、死亡させてしまったりしたときなど、法律上の損害賠償責任を負担する際に、自賠責保険の補償上限120万円を超える損害賠償をカバーするものです。対物賠償とは、他人の車や物などといった財物に損害を与えてしまった際に適用される補償です。人身傷害補償特約とは、過失割合に関わらず、保険会社の基準によって「実損害額」の補償を受けられるものです。
同乗者の補償について
同乗者がいて、ご自身が運転中に交通事故を起こしてしまった場合、同乗者は運転手の自賠責保険を使って治療を受けることができます。また、過失割合によっては、相手の自賠責保険を使っての治療も可能です。
自動車事故に関するよくある質問
自動車事故に遭った際、通院期間はどのくらいですか?
症状により通院期間は変わってきます。交通事故の通院期間の目安は3~6ヶ月といわれております。ただしあくまでも目安に過ぎません。
交通事故治療の期間について
過失割合が5:5だと自賠責保険は適用されませんか?
適用される可能性はあります。過失割合によって加害者から支払われる賠償金額は、過失相殺されて加害者の過失分のみが支払われますので、過失相殺によりお互いの過失割合に応じて受け取れるはずだった賠償金が減額されることとなります。過失割合で揉めるケースは多々あります。ご自身での交渉は、難しいのでこのようなケースの場合は、弁護士に依頼することをお勧めします。
交通事故治療ならCS接骨グループにお任せください!
私どもCS接骨グループでは、整形外科と同じ分野の骨・関節・筋肉・じん帯の損傷を診ることができます。また、事故後に発生した捻挫・挫傷・打撲の治療をすることも可能です。骨折・脱臼に関しては医師の同意書が必要になります(程度による)。