玉突き事故について
玉突き事故とは、後続車両が前方車両に追突し、その勢いでさらに前方の車両に前方車両が追突するような事故のことを言います。一般的に追突事故の場合、追突された被害者側に過失はなく、過失割合はゼロとなります。玉突き事故でも、先頭にいる自動車はもちろん無過失であり、追突されたことで前の車に追突してしまった自動車も同様とされます。したがって、玉突き事故で追突した車が何台いても、基本的には最初に追突した車両の過失割合が100となるのが一般的です。ただし、追突された側に何らかの過失原因(落ち度)がある場合(正当な理由がない停止・徐行、前車両との異常接近走行等)があれば、玉突きで追突された側にも過失が生じることになります。
玉突き事故の補償について
ブレーキを踏んだが前の車に突っ込んだ場合
2台の車による追突事故の場合、『信号待ちで止まっていたA車に、B車が追突したケース』では、B車の責任が100%ということになります。この場合、A車の修理代や怪我の治療費(場合によっては後遺障害慰謝料)などを、B車の対物賠償保険や対人賠償保険で補償することになります。また、B車の損害についてはB車の車両保険、B車に乗っていた人の怪我に対してはB車の搭乗者傷害保険や人身傷害補償保険、というようにB車の任意保険から契約内容に従って保険金が支払われます。
玉突き事故による過失割合を決めるポイント
1.先頭車両が交通ルールに従って停止または徐行していた場合、過失割合は0%となります。
2.基本的に、後続車両に責任があります。
3.急ブレーキや車間距離によって、過失割合が変わることがあります。
賠償責任について
玉突き事故は基本的に後続車両の責任になりますので、先頭から順番に後ろの車両の運転手に損保賠償請求を行うのが一般的です。A車はB車とC車に、B車はC車にといった形です。ただし、先頭車両にも過失がある場合は、後続車両から先頭車両に請求するということもあります。
玉突き事故に関するよくある質問
過失割合で揉めています。どうしたらいいでしょうか?
車の仕事をされている方との交通事故は揉めやすいので、弁護士に依頼するのも有効です。
任意保険は使えますか?
過失割合で不利の場合は、任意保険や保険を使っても治療はできます。
交通事故治療ならCS接骨グループにお任せください!
私どもCS接骨グループでは、整形外科と同じ分野の骨・関節・筋肉・じん帯の損傷を診ることができます。また、事故後に発生した捻挫・挫傷・打撲の治療をすることも可能です。骨折・脱臼に関しては医師の同意書が必要になります(程度による)。