むち打ち 解説動画
むち打ちについて
交通事故に遭い、首まわりが痛くて病院で診察してもらうと外傷性頸部症候群や頚部捻挫という診断がされると思います。また、整形外科でレントゲンを撮って異常はないと診断されたけれど、なんだか首や肩が痛い、重だるさ、吐き気、めまいがあるという方がいます。むち打ちとは頚部外傷の局所症状の総称です。むち打ちは、交通事故の衝撃によって、首まわりの筋肉や神経、靭帯を傷めてしまうことをいいます。事故後すぐに痛みが出ることもあれば、事故から12~15時間経過して症状が出る場合もあります。最初のうちは痛みがなかったけれど、2週間くらい経ってから痛んできたという事が多く、治るとおもって治療はしなかった、という方も多いです。むち打ちを放置すると、長年痛みと向き合わなければいけなかったり、手当てが遅いほど治療を受けても改善する時間が必要となります。
むち打ち症状の伝え方についてはこちら
むち打ちはどんな痛み?
首の痛み
むち打ちによる痛みは、主に首の後ろ側に感じられることが多いです. 首の筋肉や靭帯が影響を受けるため、首全体が痛くなることもあります。
びりびり感やしびれ
首や肩に痛みだけでなく、びりびりとした感覚やしびれを感じることがあり、手や腕にしびれが広がることもあります。
頭痛
首の痛みとともに頭痛が生じることがあります。特に頭の後ろ側に痛みが現れることが多いです。
可動域制限
首の周りの筋肉や関節がこわばるため、首を動かすのが難しく感じることがあります。また、首を左右に振るときや、頭を後ろに倒す時に痛みが生じる等、首を動かしたり特定の動作をすると痛みが増すこともあります。
肩や背中の痛み
首の痛みと同時に肩や背中の痛みを感じることがあります。首と肩や背中は密接に関係しているため、影響を受けやすくなっています。
むち打ちの種類
首の痛みが最も一般的な症状ですが、頭痛、背部痛、肩や上半身の痛みも見られることがあります。その他の症状では、めまい感や視覚や聴覚の障害、疲労感などがあります。むち打ちにもいろいろなタイプがあります。
頚椎捻挫による症状
首の周りに痛みや違和感を覚えます。特に、首を前に倒すと痛い。首の動きにより痛みが誘発されます。
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筋緊張性による症状
むち打ちで頭痛が起こる場合は、筋緊張性頭痛による場合が非常に多いと言われています。首の筋肉が大きな衝撃により損傷、収縮すると筋肉が極度の緊張状態となり、後頭部を中心に頭痛を引き起こします。
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神経根による症状
頚椎が必要以上に動くことで、神経根を損傷します。事故の衝撃によって起こりやすいのが特徴になります。主な症状は肩や腕の痛みで、まれに腕にしびれ、感覚障害を引き起こします。
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頚性神経筋症候群
交通事故による打ちにより、頚椎から出ている副交感神経の働きが抑え込まれてしまい、頭痛や吐き気の症状が出ます。また、イライラ・耳鳴り・不眠・鬱状態など、身体の表面だけではなく精神的な症状も引き起こしてしまいます。
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脊髄による症状
頚部痛や手だけでなく、体幹や下肢にも痺れが起こったり、知覚が鈍くなります。
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脳脊髄減少症
交通事故の強い衝撃で、脳内のくも膜が損傷することにより、脊髄液が漏れてしまいます。くも膜が損傷してしまうことにより、頭痛、めまいや吐き気などの自律神経症状を引き起こしてしまいます。そして最大の特徴は天候によって痛みが変化することです。その他にも横になると楽になるという特徴があります。
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バレ・リュウー症候群
頭痛やめまい、耳鳴り、眼のかすみや視力低下といった症状が出ます。その他にも息苦しさやしびれ、だるさなどの自覚症状も出ます。
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むち打ちによる不眠
むち打ちの症状や痛みによって目が覚めてしまうことで不眠症になることがあります。睡眠不足は、疲れやストレス、めまい、頭痛、食欲不振、イライラなどの症状を引き起こします。眠れない状態を放置しておくと症状が悪化し、長期間不眠に悩まされる場合があります。
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むち打ちの起こりやすい事故
- 信号待ちをしているときに後方から衝突され、その衝撃により首が前後に動かされた際
- 前方から来た車に衝突され、その衝撃で頸椎が圧迫された際
- 自転車に乗っている最中に横から出てきた車と衝突し飛ばされた際
- 交差点を右折しようとしたときに、信号無視の車が側方に衝突し首が横に揺すられた際
むち打ちになる原因
追突、衝突、人間の頭に慣性による頚部の運動が起こります。動作としては、停車中に後方からの追突のケースを考えると、腰や背中の部分はシートによって守られますが、後方からの衝撃によって頭が振り子のように動かされます。体幹部が前方に押し出されて、後頭部がヘッドカバーにぶつかりその反動で首が前に押し出されます。頭の重さは4〜6キロあると言われています。慣性の運動により、頭の重さから頭は固定されて頚部は過伸展(後屈)次いで過屈曲されます。その影響により、関節、靱帯、筋肉が圧迫、牽引により引き伸ばされて損傷します。
むち打ちの治療
CS接骨グループでは、筋緊張の起こっている筋肉に対して、指圧やストレッチで筋肉をほぐして、電気治療や温熱治療で、患部の血流を改善していきます。また、衝撃で歪んでしまった首や背中、腰や骨盤の骨に対しては、矯正して元の状態に近づけていきます。骨の位置を戻すことにより周りの筋肉、靱帯は正常な動きを取り戻し、神経が調整され症状を改善していきます。
むち打ちは自然治癒しない?
症状が軽度で、時間とともに痛みや不快感が軽減される傾向がある場合は自然治癒の可能性があるため、痛みが出る動作や姿勢を避けて安静にすることが大切です。しかし、「このまま自然に治るんじゃないかな?」と安易に考えていたら、「日が経つにつれ症状が酷くなった。」または、「ある程度治ったのに、その後それ以上の改善が見えない。」という状態になってしまうこともあります。そのため、「自然に治るのでは?」と安易に考えずに、しっかりと治るまで治療をすることをおすすめします。CS接骨グループは、交通事故治療も治るまでしっかりサポートしていますので一度ご相談ください!
むち打ちが治りずらい理由
むち打ちと一口に言っても、その中には頸椎挫傷、頸椎間板ヘルニア、頚椎症性神経根症、脊髄損傷などが含まれ、症状も首の痛み、肩こり、頭痛、めまい、体の一部のしびれ、力が入らないなど様々です。しっかり治していくことが大事ですが、むち打ちは治りにくいとも言われています。ここではその理由を解説していきます。
【予測不能で通常ではありえないほど大きな衝撃を受けてしまう】
交通事故では、通常では考えられないような大きな負荷が首や背骨にかかるので損傷の度合いも大きくなりやすいです。
【発見が遅れたことにより治療開始が遅れる】
むち打ちは、首や背中の筋や腱が損傷することによって起こるので、レントゲンで異常が見つからないケースも多く、症状自体も事故直後ではなく、少し時間が経ってから現れることもあるため、治療開始が遅れることがあります。
【事故による精神的なダメージでストレスがかかりやすい】
「事故に遭ったせいでむち打ちになったと意識するあまり、首などの不調を気にしすぎてしまう」「引きごもりがちになる」「通院が大変」「保険会社とのやりとりなどに疲れてしまう」など怪我によるダメージに加え、気持ちの面でも大きなストレスがかかり、身体の治りに影響が出ることも考えられます。
【後遺症として残ることがある】
むち打ちは、後遺症として残る場合もあります。きちんと治療に通っていても完治しないこともありますし、患者様の事情で治療の途中で中断してしまったことで症状がいつまでも残ってしまうということもあります。残りやすい症状としては、首・肩・背中などの痛みや張り、頭痛、めまい、耳鳴りなどがあります。こういった後遺症が残ってしまうと、治ったとは言えません。
【安静期に筋力が落ちてしまう】
首や背中で頭を支えるのには筋力も必要ですが、事故後の痛みがある期間に安静にしていることで筋力が落ち、重たい頭を支えることが難しくなってしまった結果、不調が出てしまうことも考えられます。
以上のように、むち打ちは、事故の衝撃だけでなくストレスや後遺症も関係しているために治りにくいと言われています。CS接骨グループでは症状に対しての施術はもちろんですが、患者様が通いやすく、一日でも早く治るような治療計画を一緒に立てていきます。また、保険会社とのやりとりや手続き関係の対応、示談までのご相談もしています。CS接骨グループは患者様が楽しく通院できるよう全力でサポートいたしますので、交通事故でお困りの際は一度ご連絡・ご相談下さい!
むち打ち 自宅での対処法
事故直後は痛みが出ず、翌日以降に痛みが出ることがよくあります。痛みが無いとはいえ無理に身体を動かすと症状が悪化することもあるため、外出などは控え安静にしましょう。
急性期のセルフケア
むち打ちを発症してすぐの初期を「急性期」と言います。急性期には、炎症を和らげるためにアイシングや湿布などで患部を冷やして安静にしておくことが大切です。また、頸部にシャワーを当て続けたり長時間入浴したりして身体を温めすぎてしまうと、血行が良くなり逆に炎症を悪化させてしまう恐れがあるため、2~3日は短時間でお風呂を済ませるといいでしょう。
慢性期のセルフケア
急性期に対して、痛みの症状がある程度落ち着いてきた時期を「慢性期」と言います。慢性期には炎症が落ち着くので、急性期とは違い、血行を促進することで筋肉の緊張を和らげるなどしても大丈夫です。そのため、無理のない範囲で患部を動かしたり、お風呂で身体を温めたりすると良いでしょう。ストレッチも筋肉の緊張を和らげる手段として効果的ですが、やりすぎや痛みがある状態でのストレッチは症状を悪化させてしまう可能性があるため、気持ちの良い範囲で行いましょう。
むち打ち 受診で役立つ症状の伝え方
今日の仕事中、下を向いたときに首の真ん中がジンジンするように痛い
今朝起きようとした瞬間に首の横側がつっぱる感じで痛い
昨日仕事から帰宅してうがいするときや上を見上げようとしたときに首の真ん中が痛くて向けない
後ろ振り向こうとすると首がジンジンして痛い
シャワー浴びるときに上を向いたときに首の真ん中が痛む
一昨日から長時間座ると首の張りが感じてきて落ち着けない
むち打ちで首が痛いと分かりやすいですが、首は神経が多いので、神経痛、頭痛などいろいろな症状が出現します。日常生活の時間軸で話すと、朝の症状が一番わかりやすいと思います。日中だと身体が動いているので感じにくい部分があります。朝に首を動かす、重だるさなどを感じるかを確認するのが重要です。朝に症状を感じやすいので、朝に症状が出る場合は、診察に行く基準にしていただけたらと思います。もし、不安になる場合は、症状の説明をオンラインで相談可能ですので、LINEにて相談ください。
むち打ちに関するよくある質問
むち打ちはどのくらいの期間で治りますか?
むち打ちの回復の目安は、受傷の程度によって様々ですが、1か月~半年くらいと言われます。この期間中に回復させるには、できるだけ早く治療を始めることが重要です。
むち打ちの治療後、してはいけないことはありますか?
初期は炎症が起きていることが多いので安静にすることと、患部に熱がこもっているので、温めたりするのではなく冷やすほうが有効です。炎症が治りましたら、徐々に動かしていきます。症状の時期によって注意点が変わるので丁寧にご説明いたします。
むち打ちが辛いとき、湿布を使用してもいいですか?
大丈夫です。湿布は、抗炎症剤が入っており、炎症期には有効です。長期使用は、慢性化につながる恐れもありますので、時期による使用が最適だと思われます。
軽いむち打ちの通院期間は?
軽度から平均的なむち打ちの治療期間は1〜3か月月と考えられています。しかし、症状は個人差がありますので、軽いむち打ちでも油断はできません。比較的軽度なむち打ちは3週間程度で快方へ向かい、長くとも3か月で治癒するとされています。 頸椎捻挫型と診断されても治療が長引くケースもあります。 また、病院で「全治2週間」と診断書に記載されても、この期間で完治し治療を終了しなければならない、というものではありません。
むち打ちで3か月経ちましたが症状は治っていません。3か月が目安と言ってましたが、継続できますか?
むち打ちの目安は、大体3か月とされています。症状にもよりますが、まず医師の判断がとても大切です。医師と保険会社の判断によって継続か中止かは決まりますので、実際の残存している症状をしっかりと伝えることが大切です。また、治療をおこなっている先生にも実際の身体の状態、通院の目安、治る目途を確認していただくようお願いします。
むち打ちって何ですか?
レントゲン上で骨の異常はないが、頭、頸部、肩周辺に症状を引き起こすものです。ですので、整形外科で骨に異常がないと言われたから大丈夫だと思わず、数日後に症状が出現する場合もありますので、症状がある場合は、一度ご相談ください。
むち打ちは、どのくらい安静にしたほうがいいですか?
昔はカラーなどで固定しましたが、現在は安静は4日未満とされていて、早期に運動を開始したほうが後遺症のリスクが下がるとされています。
むち打ちから目の疲れや頭痛はでますか?
頚には大事な神経、血管が通っています。そこを事故の衝撃で損傷されると、目、頭、ひどいケースだと下肢にまで障害が出るケースがあります。通常のむち打ちは3か月とされていますが、このような症状が出現した場合は6か月程度症状の経過をみておいたほうが良いです。なぜならば、今後季節性や、気温、湿度など環境の変化によって後遺障害になるリスクがあるからです。
ストレートネックとむち打ちの違いってどんなのですか?
ストレートネックは、頸椎の自然なカーブが失われて頸椎が直線状になる状態をいいます。長時間の悪い姿勢(スマホ使用時、猫背)や頸椎の変性、筋肉の弱さなどが原因となり首のコリや痛み、肩や腕にも影響が出るなどが起きやすくなります。むち打ちは事故による外部からの衝撃によって引き起こされる一時的な状態です。症状としてはどちらも似ているため区別をつけるのは難しいですが、猫背の姿勢が続き骨格が歪むことで頸椎がまっすぐになり慢性的になるのがストレートネックです。
事故によるむち打ちの治療ならCS接骨グループにお任せください!
むち打ちを放置すると、長年痛みと向き合わなければいけなかったり、手当てが遅いほど改善する時間がかかります。CS接骨グループでは、事故の影響からくる精神的なストレスからくることもある為、全身のバランスを整えたり、精神的な負担を軽減させるためカウンセリングなどもおこなっております。
CS接骨グループ
交通事故専門アドバイザー
浅川 潤
柔道整復師の資格を取得後、静岡県内の接骨院で臨床経験を積み、その後、CS接骨グループの接骨院で5年半院長を勤め、現在は交通事故専門アドバイザーとして21院の接骨院で交通事故関連の担当者として活動を行う。
保有資格
柔道整復師、弁護士認定の交通事故専門アドバイザー