施術 |
- 1ヶ月:事故直後より、頸部と腰部に強い筋緊張と痛みがあり、とくに腰部は座位・立位ともに痛みが強く、仕事にも支障をきたしていました。来院時には動作に対する恐怖感や防御的な姿勢もみられました。
まず骨格矯正と筋肉調整を実施し、腰部の痛みの軽減を優先しながら、頸部へのアプローチも並行して行いました。硬くなった筋肉をほぐし、骨格の歪みを整えることで、徐々に身体の負担を軽減する方向へ導きました。
- 2ヶ月目:前月に引き続き、骨格矯正と筋肉調整を継続。腰部を中心に施術し、痛みの出る動作に合わせた細やかなアプローチを行いました。1ヶ月目より症状の緩和は感じられたものの、全体としてはまだ強い緊張や可動域制限が残っている状態でした。
患者様の業務内容(運送業)による長時間の運転や荷物の積み下ろしといった身体への継続的な負荷が、改善の進行を緩やかにしている要因の一つでもありました。
- 3ヶ月目:首・腰ともに、痛みの波があるものの、全体として症状は少しずつ軽減されてきました。依然として仕事による影響は大きく、特に長時間の運転後には張りや違和感が強く出ることもありましたが、施術後は状態が安定しやすくなってきました。
この時期は、深層筋へのアプローチや関節の可動域改善を目的とした施術を強化し、回復を加速させることを意識しました。また、セルフケアの指導や姿勢のアドバイスも併せて行い、日常生活でも痛みの出にくい身体づくりをサポートしました。
- 4ヶ月目:継続的な施術の結果、頸部・腰部の痛みは明らかに軽減し、日常生活や仕事中の負担も徐々に和らいできました。動作中に痛みを感じる頻度も減少し、業務への復帰もしやすくなったとのご報告をいただきました。
そのため、患者様と相談のうえ、一定の回復と安定が確認できたため施術を終了としました。今後は、セルフケアを継続しながら再発予防に努めていただくようアドバイスをお伝えしました。
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