施術 |
- 1ヶ月:来院時には、腰部に強い痛みがあり、長時間座っていると症状が悪化するとの訴えがありました。デスクワーク中の姿勢保持が困難で、業務への支障も出ている状態でした。初期段階では、筋肉調整と骨格矯正を行い、特に腰部の痛みに対する施術を中心に進めました。
また、頸部にも筋緊張や可動域制限が見られたため、腰と並行して頸部の施術も開始しました。頸部の筋肉の過緊張や姿勢の歪みに対しても丁寧にアプローチを行い、全身バランスの回復を図りました。
- 2ヶ月目:引き続き、腰部を中心に骨格矯正・筋肉調整を継続し、頸部にも同様の施術を続けました。頸部の痛みについては明らかに軽減傾向が見られ、頭痛や首の重さといった二次的な症状も軽くなってきました。
腰の痛みも日によって波はあるものの、朝のこわばりや動き始めの痛みが和らぎ始めるなど、徐々に改善が見られました。座っている時間が長い患者様に対しては、業務中の姿勢改善アドバイスや簡単なストレッチ指導もあわせて実施しました。
- 3ヶ月目:デスクワークでの負担は引き続き大きかったものの、施術の継続により頸部と腰部の可動域制限が軽減し、動作時の痛みも和らいできました。特に首を回す動作や前かがみになる動作がスムーズになってきたとの実感を得られるようになりました。
この時期は、痛みの強さだけでなく「動かしやすさ」や「回復の感覚」を実感し始めるタイミングとなりました。
- 4ヶ月目:頸部と腰部の筋緊張は徐々にほぐれてきており、日常生活でも症状が落ち着いている日が増えてきました。ただし、仕事の忙しさや姿勢のクセによる一時的な増悪もあり、症状には波がある状態でした。
引き続き施術を行い、深層筋や姿勢保持のための筋肉へのアプローチを強化することで、再発防止も視野に入れたケアを進めました。
- 5ヶ月目:首・腰ともに痛みの頻度や強度は明らかに減少し、長時間の作業後も大きな違和感を感じにくくなってきました。日常生活や業務中にも不快感を覚える場面が減り、回復の実感が得られるようになってきたとご本人からの報告もありました。
この時期には、動作や姿勢を無意識に気をつけられるようになったこともあり、施術の効果がより安定してきました。
- 6ヶ月目:頸部・腰部ともに痛みはほとんど感じられず、日常生活においても問題なく過ごせる状態にまで回復。仕事中も長時間の座位に耐えられるようになり、セルフケアも習慣化されていたことから、施術は終了といたしました。
今後も再発予防のために、定期的な姿勢確認やストレッチの継続を推奨し、良い状態を保っていただけるようお伝えしました。
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